福岡で気軽に楽しめる動物園を紹介します。
家族で訪れるのに最適なスポットです。
見どころやイベント情報も満載です。
福岡市動植物園
「福岡市動植物園」は、福岡市中央区に位置し、広大な敷地に約110種の動物と約2,600種の植物が飼育・栽培されている市営の施設です。
1953年に動物園が開園し、その後1980年には植物園が加わりました。
歴史と実績に裏打ちされたこの動植物園は、福岡市民だけでなく観光客にも人気のスポットです。
この動植物園の魅力は、何と言っても多種多様な動物たちに会えることです。
チンパンジーやマサイキリンの繁殖、ジャガーの人工保育など、日本初の試みに成功してきた歴史があります。
これにより、動物たちの生態を間近で観察することができます。
例えば、こども動物園では、ヤギやヒツジ、アヒル、ウサギなどと直接触れ合うことができ、小さなお子さんも大喜びです。
特におすすめなのは、動物情報館Zoo Lab（ズーラボ）です。
この館内には、4つの体験ブースがあり、それぞれが動物の生態を楽しく学べる工夫がされています。
「クルクルひょうほん」では、標本を回転させると関連する動物情報が映像で流れ、動物の体や生息地について詳しく学べます。
また、「なきごえアート」では、マイクに向かって動物の鳴き声を真似すると、その鳴き声が波型から動物の姿に変わり、鳴き声で登場する動物に親しみを感じることができます。
福岡市動植物園では、環境省から国内希少野生動植物種に指定されているツシマヤマネコも飼育されています。
ツシマヤマネコは、対馬市にしか生息しない貴重な動物で、ここでは複数頭が飼育されています。
動植物園内には、子どもが楽しめるミニ遊園地もあります。
豆汽車や観覧車、メリーゴーランドなどの遊具施設が揃っており、家族で一日中楽しむことができます。
特に観覧車からの福岡市街地の眺めは格別です。
福岡市動植物園は、自然と動物、植物との触れ合いを通じて、心温まるひとときを過ごすことができる場所です。
子供から大人まで、訪れるすべての人に新しい発見と感動を提供してくれるでしょう。
ぜひ、次の休日に訪れてみてはいかがでしょうか。
大牟田市動物園
「大牟田市動物園」は、福岡県大牟田市にある動物福祉を重視した動物園です。
この動物園は、動物たちの生活の質を向上させるために「環境エンリッチメント」と「ハズバンダリートレーニング」の2つの柱を掲げています。
これにより、動物たちが自然な行動をとる環境を整え、心身の健康を保つためのトレーニングを行っています。
まず、環境エンリッチメントとは、動物たちが野生で行っている多様な行動をとることができるよう、展示場内の設備や食事の与え方に工夫を施すことです。
例えば、ライオンの「肉探し」イベントでは、ライオンが自然な狩りの行動を再現するようにしています。
来園者は動物たちの本来の姿を見ることができ、動物たちもストレスを軽減できます。
また、ハズバンダリートレーニングは、動物たちが飼育員と協力して健康管理を行うためのトレーニングです。
麻酔を使わずに健康チェックや治療を行うことができ、動物たちにとっても安全でストレスの少ない方法です。
実際に、大牟田市動物園では、トラやライオン、ツキノワグマなどがこのトレーニングを受けています。
大牟田市動物園には、白い毛皮が美しいホワイトタイガー「ホワイティ」がいます。
彼は福岡県内で唯一のホワイトタイガーで、その迫力ある姿は一見の価値があります。
また、ライオンやレッサーパンダ、オオカンガルーなど、人気の動物たちも多数飼育されています。
さらに、園内には「とりの楽園」と名付けられた鳥たちの展示エリアがあります。
インドクジャクやオウギバト、ホオジロカンムリヅルなど、頭に特徴のあるエキゾチックな鳥たちが飼育されており、その美しい羽毛を見ることができます。
また、チリーフラミンゴやイヌワシなどの珍しい鳥も展示されており、鳥好きにはたまらないスポットです。
大牟田市動物園のもう一つの魅力は「モルモット広場」です。
ここでは、モルモットと触れ合うことができ、彼らの生活や動きを間近で観察できます。
モルモットが自分で触れ合いを選べる仕組みになっているため、動物たちにストレスを与えることなく触れ合うことができます。
また、動物医療に親しむ機会として「ハズバンダリートレーニングガイド」も定期的に開催されており、動物医療の現場を体験することができます。
大牟田市動物園は、動物福祉を重視した施設として、多くの来園者に愛されています。
あなたもぜひ、動物たちの自然な姿と触れ合いを楽しみながら、動物福祉について考える機会を持ってみてください。
久留米市鳥類センター
「久留米市鳥類センター」は、福岡県久留米市に位置し、世界各地から集められた約80種420点の鳥類が飼育されています。
この鳥類センターは、自然豊かな30,000平方メートルの敷地内にあり、鳥たちの生態を観察しながら学べる施設です。
1960年代から地域の人々に愛され続けているこのセンターは、久留米市の中央公園内にあります。
特に印象的なのは、シンボルともいえるインドクジャクです。
このインドクジャクは、かつて久留米市が繁殖に力を入れていたこともあり、一時期は1000羽以上が飼育されていました。
現在でも約90羽がセンター内で暮らしており、その美しい羽を広げる姿は圧巻です。
インドクジャク以外にも、マクジャクやシロクジャク、ハイイロコクジャクなども見られます。
また、フライング舎では、横からだけでなく真下からもクジャクを観察できる工夫がされています。
観察中に、クジャクから「爆弾」が投下されることもあるので注意が必要です。
鳥類センターでは、タンチョウやフラミンゴなども展示されており、その色鮮やかな羽を間近で観察できます。
鳥類センターのもう一つの魅力は、小動物とのふれあいコーナーです。
ここでは、ウサギやモルモットなどの小動物と直接触れ合うことができ、特に子供たちに大人気です。
また、SL機関車の機関室見学やミニ遊園地も併設されており、家族で一日中楽しむことができます。
さらに、季節ごとにさまざまなイベントも開催されています。
春には桜の花が咲き誇る中での観察が楽しめ、秋には紅葉と共に鳥たちの姿を楽しむことができます。
また、夏には夜間のライトアップイベントもあり、昼間とは違った雰囲気の中で鳥たちを観察することができます。
久留米市鳥類センターを訪れることで、自然との触れ合いや鳥たちの生態を学ぶ楽しさを実感できます。
また、小動物との触れ合いを通じて、命の大切さを感じることができます。
あなたもぜひ、次の休日に久留米市鳥類センターを訪れてみてください。
自然と動物たちとの素晴らしい時間を過ごせること間違いなしです。
到津の森公園
「到津の森公園（いとうづのもりこうえん）」は、福岡県北九州市小倉北区にある動物と自然が調和する公園です。
市民の強い要望によって誕生したこの公園は、2002年に開園しました。
到津の森公園は、動物園と遊園地の要素を兼ね備えており、約100種類500頭の動物たちが暮らしています。
この公園の魅力は、動物たちの自然な姿を観察できることです。
動物たちの飼育環境は、できるだけ自然の生息地に近い形で整えられています。
ライオンの展示エリアではガラス越しにその姿を間近で見ることができ、ライオンがガラスのすぐそばまで来る迫力ある光景が楽しめます。
冬には岩にヒーターが仕込まれており、温かく過ごすライオンの姿を見ることができます。
さらに、到津の森公園には「草原の世界」というゾーンがあり、ここではシマウマやキリンなどの草食動物とライオンなどの肉食動物が共存しています。
飼育エリアの配置や柵の工夫により、動物たちが自然の中で生活しているような光景を再現しています。
ミーアキャットの背後をシマウマが歩く様子や、ライオンの向こうに草食動物が見える景色はまるで本物のサバンナにいるようです。
「林床の世界」では、池や川、森林の中で生活する動物たちが展示されています。
ここでは動物たちが茂みに隠れていることもあり、野生の動物を探す楽しみがあります。
トラの展示場では、トラがカモフラージュするための植物が植えられており、自然な姿を見せてくれます。
チンパンジーの運動場には高さ15mのタワーがあり、果樹が植えられているため、チンパンジーの遊ぶ姿をガラス越しに観察できます。
「樹冠の世界」では、ジェフロイクモサルやフクロテナガザルが高い木の上で生活しています。
高さ6mのケージ内では、これらのサルたちが自由に動き回り、その姿をウッドデッキから同じ目線で観察することができます。
マダガスカルの世界では、クロシロエリマキキツネザルとワオキツネザルが絶滅危惧種として飼育されており、彼らの活発な動きを観察できます。
また、北ゲート近くの「ふれあい動物園」では、ウサギやモルモットなどの小動物と触れ合うことができ、子供たちに人気です。
ヤギやアライグマ、ニホンザルにはエサを与えることもでき、動物たちとの交流を楽しむことができます。
体重30kgまでの人はロバの乗馬体験も可能です。
公園の北側には「園地ゾーン」があり、ミニモノレールやメリーゴーランド、バッテリーカーなどの遊具が揃っています。
芝生広場では家族連れがお弁当を広げてピクニックを楽しんだり、子供たちが走り回ったりしています。
到津の森公園は、動物たちの自然な姿を観察しながら、家族で一日中楽しむことができるスポットです。
自然環境を活かした展示や多彩な遊具施設を通じて、動物とのふれあいや学びを楽しむことができます。
あなたもぜひ、次の週末に到津の森公園を訪れてみてください。
まとめ
福岡には家族で楽しめる魅力的な動物園がたくさんあります。
福岡市動植物園では、動物と植物の融合した展示や体験ブースが楽しめます。
大牟田市動物園では、動物福祉を重視した展示が特徴です。
久留米市鳥類センターでは、豊富な鳥類展示と小動物との触れ合いが魅力です。
到津の森公園では、自然に近い環境で動物たちを観察できます。
どの動物園も独自の魅力があり、家族での素晴らしい体験を提供してくれます。
福岡の動物園を訪れて、新しい発見と感動を味わってみてください。
