鹿児島の美術館巡りを楽しみましょう。
今回はおすすめの美術館をご紹介します。
アート好き必見のスポットです。
鹿児島市立美術館
鹿児島市立美術館は、鹿児島市の城山町に位置し、薩摩藩主島津氏の居城であった鶴丸城二の丸跡に建てられています。
昭和29年に開館し、以来、地域の芸術文化の振興に貢献してきました。
現在の美術館は昭和60年に新たに建設され、地元作家の作品を中心に、西洋美術のコレクションを展示しています。
この美術館では、19世紀末以降の内外の作家の作品を収集・保存し、展示しています。
また、美術情報センターとしての機能も充実しており、誰でも気軽に訪れることができる、心のやすらぎの場として愛されています。
美術館内の展示室は広々としており、落ち着いた雰囲気の中で作品を鑑賞することができます。
また、鹿児島市立美術館では定期的に特別展が開催され、訪れるたびに新しい発見があります。
特別展では、現代アートや歴史的な芸術作品まで、幅広いジャンルの展示が行われ、訪れる人々を飽きさせません。
美術館の建物自体も魅力的で、クラシカルなデザインと美しい内装が特徴です。
さらに、美術館周囲には緑豊かな庭園が広がり、展示鑑賞の合間に散策を楽しむこともできます。
美術館内にはカフェも併設されており、アートに触れた後には、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
アクセスも便利で、鹿児島市内の主要な観光スポットに近接しているため、観光の合間に訪れることができます。
公共交通機関を利用すれば、簡単に到達できる点も魅力です。
鹿児島市立美術館は、芸術を愛するあなたにとって訪れる価値のある場所です。
日常の喧騒を忘れ、心豊かな時間を過ごすことができるでしょう。
ぜひ、訪れてみてください。
長島美術館
長島美術館は、鹿児島市制施行100周年を記念して平成元年10月に開館しました。
海抜110mの高台に位置し、錦江湾と桜島、鹿児島市街地を一望できる絶景を楽しめます。
美術館は亜熱帯樹に囲まれた自然豊かな環境にあります。
収蔵美術品は、長島企業グループ創立者の長島公佑氏が長年にわたり収集したもので、約1000点に及びます。
これには、地元作家の黒田清輝の絵画や彫刻、ロダンやシャガールなど海外作家の作品、新大陸先史美術品、薩摩焼などが含まれます。
これらの多彩なコレクションは、訪れる人々に豊かな芸術体験を提供します。
美術館の展示室は広々としており、静かな雰囲気の中で作品をじっくりと鑑賞できます。
また、カフェも併設されており、桜島を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。
特に桜島を背景にした風景画の展示エリアは圧巻で、その美しさに心を打たれることでしょう。
アクセスも良好で、鹿児島市内からの交通の便が整っているため、市内観光の合間に立ち寄るのにも便利です。
長島美術館は、芸術と自然が調和した特別な場所であり、訪れることで心が豊かになり、日常の疲れを癒すことができるでしょう。
ぜひ、鹿児島市を訪れた際には、長島美術館に足を運んでみてください。
霧島アートの森
霧島アートの森は、鹿児島県湧水町の霧島連山に囲まれた自然豊かな場所に位置する野外美術館です。
2000年に開館し、現代彫刻を中心とした多彩な作品を展示しています。
展示作品は、広大な自然の中に点在しており、四季折々の風景とともに楽しむことができます。
特に、草間彌生やダニ・カラバン、アントニー・ゴームリーなどの有名アーティストの作品があり、その迫力と美しさに圧倒されることでしょう。
霧島アートの森は、広大な敷地内を散策しながらアートを鑑賞するスタイルが特徴です。
自然の中を歩きながら、次々と現れる芸術作品に心を奪われること間違いありません。
特に、晴れた日には青空と緑のコントラストが美しく、写真映えするスポットも多くあります。
また、霧島アートの森では定期的に特別展やワークショップが開催されており、訪れるたびに新しい発見があります。
アートと自然が融合した空間での体験は、日常の喧騒を忘れさせ、心をリフレッシュさせてくれます。
子供から大人まで楽しめるプログラムが用意されているため、家族連れでの訪問にも最適です。
霧島アートの森の魅力は、ただ作品を鑑賞するだけでなく、自然との一体感を感じながらアートを楽しむことができる点にあります。
美術館内にはカフェやショップも併設されており、ゆったりと過ごすことができます。
特に、地元の食材を使ったメニューが楽しめるカフェは、訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
アクセスは、鹿児島市内から車で約1時間半と少し距離がありますが、その価値は十分にあります。
霧島連山の自然美と芸術作品が織りなす景色は、他では味わえない特別な体験です。
霧島アートの森を訪れることで、あなたの感性が磨かれ、豊かな心を育むことができるでしょう。
松下美術館
松下美術館は、昭和58年に福山病院の初代院長である松下兼知によって開館されました。
設立の背景には、松下兼知の絵画への深い愛情と、地域貢献への強い意志がありました。
幼少期から絵を描くことを好んだ松下は、医師としての道を歩みながらも、絵画収集を続けてきました。
松下美術館には約3,000点の美術品が収蔵されており、1号館から6号館までの展示館にジャンル別に展示されています。
1号館1階には、郷土出身画家の黒田清輝や東郷青児、和田英作などの作品が展示され、2階にはモネ、ルノアール、ピカソ、レンブラントなど世界の巨匠の名画が所蔵されています。
また、6号館はアマチュア作家の展示場として開放されています。
その他、2号館は企画展示場、3号館は古代オリエント文明資料、4号館は水墨画、5号館は能面、6号館は薩摩焼という構成になっており、それぞれ見応えのある展示が行われています。
美しい日本庭園も併設されており、訪れる人々に安らぎのひとときを提供しています。
松下兼知が美術館を設立した理由の一つは、ヨーロッパで見た文化環境に感銘を受けたことです。
彼は、福山にも子供たちが本物の絵画に触れる場所を作り、人々の心を潤すことを願って美術館を開設しました。
訪れることで、地域の文化と芸術に触れることができ、心豊かな時間を過ごせます。
三宅美術館
三宅美術館は、昭和62年5月に故三宅力(前理事長)が自身のコレクションを展示するため、旧三宅病院の建物を改築して開館しました(現在の建物は二代目です)。
主な収蔵品は絵画と焼物で、鹿児島にゆかりのある作家の作品や薩摩と琉球の陶磁器を展示しています。
美術館のコレクションには、海老原喜之助、中間冊夫、吉井淳二、岩下三四などの郷土関連作家の作品が約350点含まれています。
特に、海老原の「エビハラブルー」と呼ばれるカラー構成の作品は必見で、初期から晩年に至るまでの創作の足跡をたどることができます。
その中でも「男の顔」は圧巻です。
また、約550点の焼物コレクションには、錦手や苗代川焼、平佐焼、龍門司焼、元立院焼、能野焼などの古薩摩や、谷山の名陶である有山長太郎の作品が展示されています。
特に、初代からの有山長太郎の陶磁器は、多くの来館者に感動を与えています。
三宅美術館は、来館者に優しい美術館を目指し、館内はすべてバリアフリーとなっています。
また、カフェも併設されており、落ち着いた空間で憩いのひとときを過ごすことができます。
美術館を訪れることで、あなたの感性が磨かれ、豊かな心を育むことができるでしょう。
まとめ
鹿児島には、多くの魅力的な美術館があります。
それぞれの美術館は、独自の歴史と豊かなコレクションを誇り、訪れる人々に多様な芸術体験を提供します。
これらの美術館を巡ることで、あなたの感性が磨かれ、心が豊かになることでしょう。
ぜひ、鹿児島を訪れ、これらの美術館で特別なひとときを過ごしてみてください。