京都の夏を彩るかき氷。
予約必須の有名店を紹介します。
美味しさの秘密も徹底解説!
三日月氷菓店
「三日月氷菓店」は、千葉県柏市で人気だったかき氷店が京都の清水五条に移転オープンしたお店です。
店主の池田さんは、祖父母が暮らしていた富山のかき氷店をモデルに、この店を開くことを決意したそうです。
落ち着いた雰囲気の店内では、中庭を眺めながら極上のかき氷を楽しむことができます。
店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、羽のように薄く削られた氷です。
見ただけでふわふわとした食感が伝わってきます。
口に入れると、まるで雪のようにスーッと溶けていく感覚は、他では味わえない特別な体験です。
三日月氷菓店のかき氷は、宇治抹茶や黒蜜などの定番メニューのほか、季節限定のフルーツを使った手作りシロップもあります。
すももやすいか、白桃などのフルーツが登場し、秋にはぶどうやりんご、ピーナッツなどが楽しめます。
自家製のミルクアイスが隠れており、味の変化を楽しむこともできます。
さらに、三日月氷菓店のもう一つの魅力は、自家製のアイスクリームです。
京都に移転してからは、卵を使わない軽やかなミルクアイスを提供しており、かき氷との相性は抜群です。
少し溶けたミルクアイスは、練乳のような味わいがあり、かき氷全体をより一層美味しく引き立ててくれます。
夏本番を迎える季節には、さらに多くの人々が訪れることでしょう。
並ばずに入店できることも多いですが、訪れる前に予約をすることをおすすめします。
三日月氷菓店で味わうかき氷は、まさに特別な体験です。
京都の歴史ある街並みを散策しながら、ぜひこの極上のかき氷を楽しんでください。
あなたの夏の思い出に、一味違った涼を提供してくれることでしょう。
鹿の子
「鹿の子」は、素材の味を大切にした自家製シロップが特徴のかき氷店です。
2022年4月に島原大門横に移転し、丹波口駅から徒歩9分、梅小路京都西駅から11分という便利な場所にあります。
このエリアは、梅小路公園や京都水族館、京都鉄道博物館など観光スポットも多く、訪れる価値があります。
鹿の子のかき氷は、練乳も蜜もすべて手作り。
注文を受けてからフルーツと蜜を合わせ、ふわふわに削った氷にたっぷりとかけます。
季節ごとに限定メニューが入れ替わり、夏でも冬でも楽しめるかき氷が用意されています。
温かい手作りスープもあるので、寒い季節でも快適に過ごせます。
鹿の子の特長は、完熟フルーツをふんだんに使ったシロップです。
例えば、いちごなら1パック、パイナップルなら丸々1個以上を使用し、フレッシュな味わいが楽しめます。
さらに、自家製の練乳や生クリーム、ヨーグルトムースなどを組み合わせ、最高の味を提供しています。
ここでは、日本一の名水の里と言われる八ヶ岳南麓の蔵元八義さんの天然氷と、奈良県の日之出製氷さんの大和氷室(純氷)を選ぶことができます。
天然氷はふわふわの食感が特徴で、純氷はとろっとしたクリームやカスタードに合います。
仕入れの状況により天然氷が選べないこともありますが、その時は純氷も十分に満足できる味わいです。
鹿の子のかき氷は、視覚的にも楽しめるように工夫されています。
例えば、季節ごとに変わるフルーツの氷は、見た目にも鮮やかで、食べる前からワクワクします。
また、上生菓子をイメージした「あんみつ氷」は、羊羹細工で大文字や青紅葉、鴨川の流れが描かれており、京都らしさを感じさせてくれます。
あなたもぜひ、鹿の子で素材の味を大切にしたこだわりのかき氷を楽しんでみてください。
京都の観光スポット巡りと合わせて、特別な時間を過ごすことができるでしょう。
茶匠清水一芳園
「茶匠清水一芳園」は、1945年創業の茶専門問屋が営むお茶カフェです。
京都を代表する宇治茶を中心に、高品質なお茶を提供することで有名です。
お茶に対するこだわりと、伝統を大切にした空間で、お茶を使ったスイーツやドリンクを楽しむことができます。
茶匠清水一芳園の魅力は、その多彩なお茶メニューにあります。
パフェやティラミスなどの茶スイーツはもちろん、天然マグロのお茶漬け丼といったユニークな料理も提供しています。
特におすすめなのは、無料で提供される水出しほうじ茶。
これだけでも十分に訪れる価値があります。
店内はモダンな雰囲気で、居心地の良い空間が広がっています。
テーブルに座ると、香ばしいお茶の香りが漂い、心地よいひとときを過ごせます。
英語表記のタッチパネル式券売機も設置されており、外国人観光客にも安心して利用できるよう配慮されています。
茶匠清水一芳園の人気メニューの一つが、茶スイーツです。
特におすすめなのは、抹茶パフェです。濃厚な抹茶アイスクリームとふわふわのスポンジケーキ、そして甘さ控えめのあんこが絶妙なバランスで組み合わさり、一度食べると忘れられない味わいです。
また、ティラミスも絶品で、抹茶のほろ苦さとマスカルポーネチーズのクリーミーさが口の中で広がります。
茶匠清水一芳園では、お茶を中心にした食文化の魅力を存分に楽しむことができます。
お茶の深い味わいと、それを活かした料理やスイーツは、ここでしか味わえない特別な体験です。
京都観光の際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
二條若狭屋 寺町店
「二條若狭屋 寺町店」は、京都市役所の北西エリアに位置する、老舗のかき氷店です。
このお店は、京都の伝統的な和菓子の技術を活かしたかき氷が楽しめることで知られています。
一年中かき氷が楽しめるこの店は、夏の暑さを吹き飛ばす爽やかな体験を提供してくれます。
まずご紹介したいのは、季節の「あんみつ氷」です。
このかき氷は、京都の蒸し暑い夏を乗り越えるために生まれたもので、和菓子屋ならではの工夫が詰まっています。
氷の上には、羊羹(ようかん)細工で描かれた大文字や青紅葉、鴨川の流れが飾られており、視覚的にも楽しめます。
食べ進めると中からあんみつが現れ、添えられた黒蜜や白蜜をかけて味の変化を楽しむことができます。
二條若狭屋のかき氷は、すべて店内で手作りされたシロップを使用しています。
特に、バジルライムのかき氷は、店舗の裏庭で自家栽培されたバジルを使用しており、朝に摘んだばかりの新鮮なバジルをシロップにしています。
このバジルの香りとライムの爽やかさが絶妙にマッチし、他では味わえない独特の風味が楽しめます。
また、二條若狭屋の定番メニューとして「彩雲(さいうん)」があります。
このかき氷は、季節ごとに変わる5種類のシロップが添えられており、べっこうあめやキウイ、りんご、清見オレンジ、甘酒ミルクなど、バラエティ豊かな味を楽しむことができます。
自分好みの組み合わせを見つける楽しさも、この店ならではの魅力です。
さらに、二階の茶寮では、伝統的な善哉やわらび餅、くずきりなども楽しむことができます。
特に善哉は、職人が丁寧に炊き上げた餡と、かき氷との相性が抜群で、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。
あなたもぜひ、老舗の技が光るかき氷を味わいに訪れてみてください。
京都の魅力を存分に感じながら、特別な時間を過ごすことができるでしょう。
茶三楽
「茶三楽」は、京都嵐山に店を構える日本茶専門店です。
450年以上の歴史を持つ茶道の精神を大切にしながらも、現代的なアプローチで新しいお茶の魅力を提供しています。
特に注目されているのが、抹茶エスプーマかき氷です。
抹茶エスプーマかき氷は、その名の通り、抹茶のムース状の泡(エスプーマ)をたっぷりかけたかき氷です。
このエスプーマには、農林水産大臣賞を受賞した茶農家、辻さんが単一茶畑で作った高品質な抹茶が使用されています。
そのため、苦味や雑味が一切なく、抹茶本来の上品で優しい味わいが楽しめます。
茶三楽のかき氷は、まず見た目の美しさに驚かされます。
ふわふわの氷にたっぷりとかけられた抹茶エスプーマは、まるで降り積もったばかりの粉雪のようです。
口に入れると、その繊細でエアリーな食感が広がり、抹茶の香りとともに口の中で溶けていきます。
一口目はぜひ、シロップをかけずに抹茶本来の味を楽しんでください。
このかき氷が特別なのは、提供される器にもあります。
抹茶エスプーマかき氷は、抹茶碗に盛り付けられており、上質なお茶を飲むように楽しむことができます。
これは、茶道の「一服のお茶」を愉しむ精神をそのまま反映しており、まさに大人の味わいを提供してくれます。
茶三楽では、他にもさまざまな抹茶スイーツやドリンクが楽しめます。
店内は、伝統を感じさせつつもモダンな空間で、おひとり様でも、友達同士でも、カップルでも楽しめる雰囲気が漂っています。
京都嵐山の観光を楽しんだ後に立ち寄るのにぴったりな場所です。
あなたもぜひ、茶三楽で新しい抹茶の魅力を体験してみてください。
特別な場所で特別な時間を過ごすことができるでしょう。
京都嵐山の散策とともに、茶三楽の抹茶エスプーマかき氷を味わうことで、心も体もリフレッシュできます。
まとめ
京都のかき氷有名店巡りはいかがでしたか?
各店のこだわりと魅力が詰まったかき氷は、どれも特別な体験を提供してくれます。
どのお店も訪れる価値があります。
ぜひ、京都のかき氷巡りを計画し、特別なひとときを過ごしてみてください。
予約を活用すれば、行列を避けてスムーズに楽しめます。
あなたの京都旅行が、さらに素晴らしいものになりますように。