
今回のテーマは「仕事のすすめ方」だよ!
新しい仕事や企画が進まずに焦っていませんか?
実は、最初から完璧な正解を探そうとするのが原因なんです。
今回は、迷った時ほどスルスルと成果が出る、柔軟な仕事の進め方を分かりやすくお伝えします。
新しい取り組みが苦戦する理由

誰もやったことがない新しいことに挑戦するとき、私たちはつい立ち止まってしまいますよね。
私にも苦い経験があります。
以前、動画の台本やスライドを作っていた時のことです。
細かい言葉の言い回しや、文字の大きさにばかりこだわりすぎて、作業がピタッと止まってしまったんです。
時間だけがどんどん過ぎていき、完璧にできない自分への苛立ちと、焦りで胸がいっぱいになりました。
本当に苦しかったです。
なぜこんなに苦しい思いをしたのでしょうか?
それは、誰も正解を知らない新しい挑戦なのに、最初から百点満点の完璧なものを作ろうとしていたからです。
正解がわからないものに対して、完璧を求めるのは無理な話ですよね。
では、正解がない中で、私たちは一体どう動けばいいのでしょうか?
正解がない時の進め方

確実な方法が通用しない時は、考え方をガラッと変える必要があります。
最初から百点満点を目指すのはやめましょう。
まずは、大体こんな感じかな、と、ざっくりとしたあたりをつけるんです。
そして、ここが一番大切ですが、最初は間違っていて当たり前だ、という前提で動いてください。
私の動画作りでも、まずは60点くらいの粗い状態で作ってしまい、それから少しずつ直していくようにしました。
すると、驚くほどスムーズに進むようになったんです。
最初から完璧でなくていいと思うと、心がとても軽くなりますよね。
さらに、周りの人と相談しながら進めれば、もっと安心です。
でも、人に協力をしてもらうには、ちょっとしたコツがいるんです。
人を動かす「伝える順番」

周りの人に動いてもらうためには、伝える順番がとても大切です。
私たちはつい、何をやるのか、という具体的な作業のお願いから入ってしまいがちですよね。
ですが、いきなり作業だけをお願いされても、人は心から納得して動いてくれません。
まずは、なぜこれをやるのか、という目的を一番に伝えてください。
あなたの熱い思いや、背景にある理由を共有するんです。
その次に、どうやってやるのか、という手段を話します。
そして最後に、具体的に何をやるのかを伝えるんです。
目的から順番に伝えることで、相手は心から納得して協力してくれます。
こうして周りを巻き込みながら、最初から完璧を目指さずに、少しずつ柔軟に仕事を進めていくやり方には、実は驚くべきメリットがたくさんあるんです。
柔軟に進める4つのメリット

最初からガチガチの計画を立てず、まずは形にしてから柔軟に直していく。
この進め方の最大の利点は、いつでも軌道修正ができることです。
例えば、先ほどの動画作りのように、早い段階で60点のものを誰かに見てもらえば、思っていたのと違った、というすれ違いをすぐに直すことができますよね。
チームのみんなと、早い段階で認識を合わせることができるんです。
そうすれば、手遅れになるような大きなトラブルになる前に、問題にいち早く気づくことができます。
走りながら考えることで、チーム全体がどんどん新しいことを学んで、成長していくんです。
机の上で悩み続けるよりも、はるかに効率が良いですよね。
しかも、柔軟に進めることの良い点は、これだけではありません。
さらに得られる5つのメリット

完璧な計画がなくても、ざっくりとしたあたりさえ付けば、すぐに作業に取り掛かることができます。
悩む時間が減るわけです。
そして、少し作っては確認する、を繰り返すので、後戻りできないような大失敗を未然に防ぐことができるんです。
結果として、完成したものを世に出すまでの時間もグッと短くなりますし、やり直しによる無駄な時間やお金などのコストも大幅に減らせます。
少しずつ完成に近づいていく実感を持てるので、チームのリズムも良くなり、モチベーションも高く保てるんです。
良いことづくめですよね。
でも、いくら柔軟に進めるといっても、チームがバラバラな方向を向いてしまっては困ります。
そうならないための、プロジェクトを始める前の、大切な準備があるんです。
はじめる前に話し合う5つのこと

チームのみんなが同じゴールに向かって走るためには、プロジェクトを始める前に、しっかりと話し合う必要があります。
これを怠ると、途中で意見が食い違って、空中分解してしまいます。
まずは、私たちの使命は何か、何のためにここに集まったのかを言葉にしましょう。
そして、これから作るものの価値や良さを、短い言葉で表してみるんです。
また、意外と重要なのが、何をやらないかを決めることです。
あれもこれもと欲張ると、結局何も完成しません。
やらないことを明確にしましょう。
そして、誰が協力してくれるのか、関係者も洗い出します。
こうして目的や全体像を共有できたら、さらに、もっと泥臭い現実的な問題にも目を向ける必要があるんです。
現実的な部分のすり合わせ

理想ばかりを語るのではなく、足元もしっかり固めましょう。
具体的にどんな方法や道具を使って進めるのか。
そして、夜も眠れなくなるような、最悪の危険なシナリオは何か。
隠さずに、不安なことはあらかじめ出し切ってしまうんです。
さらに、期間はどれくらいかかるのか。
速さを優先するのか、それとも質を優先するのか。
何を一番大切にするのか、あらかじめ優先順位を決めましょう。
最後に、予算や必要な人数を現実的に計算します。
ここまで話し合えれば、チームは安心して、迷わず進むことができます。
でも、しっかり話し合いをすると、本当にたくさんの情報が集まってきますよね。
その集まった情報を、私たちはどう扱えばいいのでしょうか。
「情報」と「知識」の違い

話し合いをしていると、本当にたくさんの情報が集まってきますよね。
でも、ここで一つ気をつけてほしいことがあります。
情報は、ただ多ければ良いというものではありません。
集まっただけの情報は、ただのデータの集まりにすぎないんです。
そのままでは、何の役にも立ちません。
大切なのは、そのたくさんの情報の中から、今の私たちにとって意味があるものはどれだろう、と選び取ることです。
そうやって意味を見出して初めて、情報は強力で役に立つ知識へと生まれ変わるんです。
情報の波に飲まれないように気をつけてください。
そして、こうしてしっかりと準備をして仕事を進めていく中で、私たちは必ずある壁にぶつかります。
それは、失敗です。
失敗は「素晴らしい学び」

間違う前提で進めていれば、当然、うまくいかないこともたくさん出てきます。
でも、決して落ち込む必要はありません。
失敗して当たり前なんです。
うまくいかなかった、という結果は、実は素晴らしい学びのチャンスなんです。
発明王のエジソンも、こう言っています。
私は失敗したことがない、ただ、一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ、と。
間違った方法を一つずつ除外していけば、結果的に正しい道だけが残ります。
つまり、うまくいかないことを知るたびに、私たちは正解に確実に一歩近づいているんです。
だから、失敗を恐れずに、どんどん試していきましょう。
【おすすめ本】正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について
本の概要
正解のない今の時代において、最初から完璧な計画を立ててモノ作りを進める従来の方法は、すでに通用しにくくなっています。
本書は、作る側と頼む側が立場の壁を越えて協力し合い、途中で軌道修正を繰り返しながら「本当に役立つもの」を手探りで完成させるための具体的な道しるべです。
「間違ったものを作らない」ためにどう軌道修正していくべきか、あなたが職場の仲間と共に迷いなく前進するためのヒントがわかりやすく解説されています。
本の口コミ

ボリュームはありますが、解説も丁寧で、初めてアジャイルに触れる人でも読みこなせると思います。また、読み手の理解度に応じて新たな気づきがあり、何度も読み返せる内容です。ソフトウェア開発者のみならず、ソフトウェア開発に携わる人すべてに読んでほしい一冊です。

実際にプロダクト作り、事業作りをしている立場としてはとてもしっくりくる部分が多く、今までやってきた点と点が線になるので頭の整理になった。

言われた通りに正しく作っているつもりでも、色んな想定外のことが重なって『あれ?なんか違うぞ』ってものが出来上がっちゃうこと、開発の現場ではよくあるんだよなぁ。この本は、なんでそういうズレが起きるのかをめちゃくちゃ丁寧に分析してくれてるんだよなぁ。そういう不確定な要素をできるだけ取り除くために、今アジャイル開発が広まってるんだってすごく納得したなぁ。そもそも、自分が『絶対これが正解だ!』って信じ込んでいても、いざユーザーに届けてみると全く無意味だったりするから恐ろしいよなぁ。色んな手法を試行錯誤しながら進めるのももちろん大事だけど、結局一番大切なのは『本当に正しいものを、正しく作れているか?』って、常に自分たちに問いかけながら進めることなんだって気付かされたなぁ。
本日のまとめ

本日のまとめです。
正解がわからない時は、間違う前提で、まずは形にしてみましょう。
人に協力を頼む時は、なぜやるのかという目的から順番に伝えてください。
そして、失敗は役に立つ知識に変えていきましょう。
どれも、明日からすぐに使える考え方です。
では、今日、今すぐできるワンアクションをご提案します。
あなたが今抱えている仕事の中で、まずは60点でいいから誰かに見せてみるものを一つ、手元の紙に書き出してみてください。
完璧じゃなくて大丈夫です。
気楽にいきましょう。
これからも役立つ知識を世界一わかりやすく翻訳してお届けしていきます。
