
今回のテーマは「生きがい」だよ!
こんにちは、今回は、心がふっと軽くなるお話をお届けします。
テーマは、生きがい、についてです。
毎日の生活の中で、なんとなく心が重いな、と感じることはありませんか?
実は、人生を劇的に軽くする、3つの習慣、があるんです。
これは、精神科医であり、多くの悩み苦しむ人々に寄り添った、神谷美恵子さんの名著、生きがいについて、から学ぶ、大人のための知恵です。
難しい理屈は抜きにして、今日からすぐに実践できる、心の処方箋をお渡しします。
はじめに

まず初めに、あなたに少し考えてみてほしいことがあります。
もしも、あなたの楽しみや、役割をすべて奪われてしまったら、どう感じるでしょうか?
想像するだけで、恐ろしいですよね。
ある定年退職を迎えた男性Aさんの話です。
現役時代はバリバリの営業マンで、仕事が生きがいだったAさん。
退職した翌日から、急にやることがなくなり、わずか半年で、別人のように元気を失ってしまいました。
人間にとって、生きがいを奪われることほど、残酷なことはありません。
逆に言えば、どんなに辛い状況でも、これがあるから頑張れる、という生きがいさえあれば、人は驚くほど強く、生き生きといられるのです。
それほど、生きがいを与えることは、人間に対する大きな愛なんですね。
習慣その1

では、どうすればその生きがいを持てるのでしょうか。
1つ目の習慣は、自分の本音を一番大切にする、ということです。
私たちは大人になるにつれて、どうしても、周りの目や、やるべきこと、を優先してしまいがちですよね。
でも、本当の生きがいは、あなたの心の奥にある、本音、の中に隠れているんです。
本当の喜びとは?

具体的に見ていきましょう。
本当の喜びとは、役に立つとか、お金になるとか、立派な理由があるとか、そんなことは一切関係ありません。
ただ純粋に、あなたがやりたいからやる、という活動の中にこそあります。
私の近所に住む、あるおばあちゃんの話をさせてください。
彼女は毎日、腰を曲げながら、近所の公園の花壇を手入れしています。
市から頼まれたわけでも、誰かにお金をもらえるわけでもありません。
雨の日も風の日も、ただひたすら土をいじり、花に水をやります。
通りがかりの私が、大変ですね、と声をかけると、彼女は満面の笑みでこう言いました。
いいえ、私はこれが好きでたまらないのよ、花が育つのが可愛くてねえ、と。
これこそが、真の喜びなんです。
理由なんていらないんです。
世間体よりも「自分」

これには続きがありまして、仕事選びや人生の選択においても、同じことが言えます。
世間体や収入よりも、自分しかできないこと、を選ぶのが大切なんです。
実は、私の友人に、一流企業のエリートコースを捨てて、田舎で小さなパン屋を始めた男性がいます。
周りからは、もったいない、成功を棒に振るのか、と散々言われました。
収入は激減しましたし、朝は早いし、体力的には楽ではありません。
でも、久しぶりに会った彼は、会社員時代には見たこともないほど、穏やかで幸せそうな顔をしていました。
彼は言いました。
「自分が焼いたパンで、目の前の人が笑顔になる。この手応えが欲しかったんだ」と。
外から見てどれだけ成功しているように見えても、あなた自身の心がワクワクしていなければ、それはあなたにとっての成功ではないのかもしれませんね。
習慣その2

さて、2つ目の習慣に移りましょう。
それは、苦労を嫌がらず、味わい尽くす、ということです。
えっ、苦労なんてしたくないよ、と思いましたか?
普通はそう思いますよね。
でも、生きがい、という観点で見ると、苦労には、意外な役割があるんです。
苦しみは「生命の証」

実は、目標に向かって進んでいるときの苦しみは、自分が生きている、という強烈な実感に変わるんです。
たとえば、高い山への登山をイメージしてみてください。
重いリュックを背負って、息を切らしながら急な坂を登るのは、正直言って苦しいですよね。
足は痛いし、汗だくになります。
でも、その苦しさがあるからこそ、一歩一歩、頂上に近づいているという手応えを感じます。
そして、苦労して登り切った頂上で見る景色は、ロープウェーで簡単に登ったときとは比べ物にならないほど、感動的です。
苦労して得たものほど、大きな喜びになる。
これは、人生の真理とも言えるでしょう。
便利すぎることの落とし穴

さらに詳しく見ていくと、現代社会の便利すぎることの落とし穴にも気づかされます。
私たちはつい楽に、早く、簡単にできることを求めがちです。
洗濯板で洗濯していた時代に比べれば、今はボタン一つで完了します。
確かに便利です。
でも、ある陶芸家の先生が、こんなことを言っていました。
「何でも機械がやってくれるようになってから、人間は退屈な時間を持て余して、かえって孤独や虚しさを感じるようになったんじゃないかな」と。
手間暇をかけて、自分の手で何かを作り上げたり、苦労して達成したりするプロセスを省略してしまうと、人間は、生きている喜び、そのものまで失ってしまうのかもしれません。
習慣その3

最後の3つ目の習慣です。
それは、静かな時間と、自然を愛する、ということです。
忙しい現代社会では、意識しないと静かな時間は持てませんよね。
でも、心を軽くするためには、この静けさがどうしても必要なんです。
どこにいても幸せになれる

なぜなら、静かに自然を眺める心があれば、私たちはどこにいても幸せになれるからです。
わざわざ遠くへ旅行に行ったり、生活を大きく変えたりする必要はありません。
かつて、病気で長い入院生活を送っていた女性がいました。
彼女はベッドの上から動くことはできませんでしたが、窓の外にある一本の木の枝を、毎日じっと眺めていました。
春には新芽が出て、夏には緑が濃くなり、秋には葉が色づき、冬には雪が積もる。
そのささやかな変化に気づき、今日は小鳥が来た、今日は風が強い、と感じるだけで、彼女の心は豊かで、退屈することはありませんでした。
じっと眺める眼と、細かく感じ取る心さえあれば、一生同じ場所で暮らしても、私たちは幸せを見つけられるんです。
心が疲れたときは

そうは言っても、深い悩みを抱えて、心が疲れてしまうこともありますよね。
そんなときは、誰かの言葉による慰めよりも、ただ自然の中に身を投げてみてください。
私も以前、仕事で大きな失敗をして落ち込んだとき、海を見に行きました。
波の音を聞きながら、ただぼーっと海を眺めていると、自分の悩みがちっぽけなものに思えてきて、不思議と力が湧いてきたんです。
また、もし誰かに相談するなら、気の利いたアドバイスをくれる人よりも、ただ黙って、うんうん、と話を聞いてくれる人がいいですね。
解決策なんていらないんです。
ただ受け止めてもらうだけで、人の心は癒やされるものなのですから。
【おすすめ本】生きがいについて
本の概要
毎日を「生きていてよかった」と感じるために、あなたにとって一番大切なものは何でしょうか。
どのようにして「生きる意味」を見つけるのかを綴った名著です。
ページをめくるたびに、あなたの心へ強さと優しさを届けてくれる一冊です。
本の口コミ

生きがいについて語る口調はどこまでも暖かくて優しい。疲れた時、落ち込んだ時、前を向いて生きる力をくれる一冊です。

高校時代に倫理社会の先生に勧められて読んだ本です。人生で困難にぶつかった時、進む道に迷いふと立ち止まりたくなった時…そんな時に、自分の心の内面を見つめ直すのに、良い1冊だと思います。また、ふと読んでみようと思い、購入しました。読んで良かった!

生きがいって、お金で買えるものじゃないんだなぁ。お金持ちでも生きがいを感じられずにいる人もいれば、貧しくても毎日が楽しいって思える人もいるんだよなぁ。本の中に「昔は戦争や劣悪な環境で、生きがいを考える余裕すらなかった」って書いてあって、それを読んだら、生きがいがないって悩める時代って、ある意味すごく恵まれてると気づかされたなぁ。これから仕事がどんどん楽になっていく分、逆に「生きがい」を失う人が増えていきそうで怖いなぁ。なんでもかんでも効率化するんじゃなくて、多少しんどくても「これ楽しいな」って思える作業は、あえてそのまま残しておくのが大事なんだなぁ。人生について、じっくり深く考えさせてくれる一冊だったなぁ。
本当の幸福とは

最後にお伝えしたいのは、本当の幸福についてです。
世の中でキラキラと成功しているように見える人だけが、幸福を知っているわけではありません。
むしろ、たくさん悩んで、たくさん苦労してきた人のほうが、人の痛みがわかる、人間らしい温かい心を持っています。
そして、そういう人こそが、決して色あせることのない、奥深い喜びを知っていることが多いのです。
もしあなたが今、何かに悩んでいるとしたら、それはあなたが不幸なのではなく、本当の幸福を知るための準備をしているのかもしれません。
今日お話しした3つの習慣。
自分の本音を大切にし、苦労を味わい、静かな自然を愛する。
これを少しずつ取り入れて、あなたの人生が、今よりもっと軽やかになることを願っています。
