
今回のテーマは「上司の習慣」だよ!
部下が思うように動いてくれず、ひとりで抱え込んでいませんか?
実は、無理に引っ張らなくても人は動くのです。
今回は、あのディズニーの元トップが実践していた、人が自然と動く上司の習慣をわかりやすく解説します。
変化の波を乗り越える力

ディズニーといえば、誰もが知る夢と魔法の王国ですよね。
しかし、その裏側は、毎日が変化と挑戦の連続なのです。
世界中で事業を展開しているからこそ、大きな事件がなくても、常に時代に合わせて姿を変えていく力が必要不可欠でした。
これは、ディズニーに限った話ではありません。
私たちの普段の職場や生活でも、きのうの常識が今日には通用しなくなるような、変化の激しい時代を生きていますよね。
だからこそ、状況に合わせて気持ちを切り替え、しなやかに対応していくことが求められているのです。
世界中から愛されるディズニーでさえ、変化を恐れずに挑戦し続けていると知ると、少し勇気が湧いてきませんか?
では、そんな激動の環境の中で、トップに立つ人は、一体どのような考え方で周りを導いているのでしょうか。
その秘密は、いくつかの普遍的な教訓に隠されていました。
経験から得た、大切な教訓

ディズニーの元トップは、自らの経験から、どんな状況でも通用する大切な教訓を導き出しました。
それは、失敗を恐れずに新しいものを作り出すこと。
お互いを信じ合える職場を作ること。
変化を嫌がるのではなく、むしろ喜んで受け入れること。
そして何よりも、嘘をつかず誠実に取り組むことでした。
文字にすると当たり前のように感じるかもしれませんね。
しかし、これらをどんなに厳しい状況でもやり抜くことが、本当に強い組織を作る土台となるのです。
日々の業務に追われていると、どうしても目先の利益や自分の保身を優先してしまいがちですよね。
ですが、目の前の小さな誠実さの積み重ねが、やがて大きな信頼へと変わっていくのです。
この土台となる教訓をもとに、リーダーとして絶対に外せない具体的な行動指針が導き出されました。
では、その真のリーダーシップに必要な10の原則とは、一体どんなものなのでしょうか。
真のリーダーシップ:原則1・2

10の原則のうち、まずは一つ目と二つ目です。
一つ目は、前向きであることです。
どんなに高い壁が立ちはだかっても、熱意を持って取り組む姿勢が大切です。
ため息ばかりついている悲観的な人のもとでは、誰もやる気を出せませんよね。
明るい見通しを持つことが、周りの人を活気づける第一歩なのです。
そして二つ目は、勇気を持つことです。
失敗を恐れていては、新しいものは決して生まれません。
失敗を恐れる空気は、人の自由な発想を壊してしまいます。
勇気を出してリスクを引き受ける姿勢が、新しい価値を生み出すためには絶対に必要なのです。
前向きな姿勢で周りを照らし、勇気を持って挑戦する背中を見せる。
これが、人が自然とついていきたくなるリーダーの基本となります。
でも、ただ前向きで勇気があるだけでは、どこに向かえばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで必要になるのが、次にお伝えする三つ目と四つ目の原則です。
真のリーダーシップ:原則3・4

続いて、三つ目は、集中することです。
あれもこれもと手を出しては、力が分散してしまいます。
いま一番大切で価値のある課題は何かを見極め、そこに時間と労力を注ぎ込むことが重要です。
そして、何が最優先なのかを、周りの人に何度もはっきりと伝える必要があります。
これで、チーム全員が迷わず同じ方向を向けるのです。
四つ目は、決断することです。
どれほど難しい判断を迫られても、必要以上に先延ばしにしてはいけません。
もちろん、いろいろな人の意見を聞くことは大切です。
しかし、最終的にはタイミングを逃さず、はっきりと決断を下して実行に移すのがリーダーの責任です。
決めることを恐れて立ち止まってしまうと、チーム全体の動きが止まってしまいますからね。
集中して優先順位を示し、適切な時期に決断を下す。
これでチームは力強く前進できるようになります。
しかし、さらに新しい発想を生み出すには、ある心の持ち方が必要になります。
真のリーダーシップ:原則5・6

五つ目の原則は、好奇心を持つことです。
心の奥底から湧き上がる強い好奇心があると、新しい人や場所、考え方に出会うことができます。
自分の知らない世界をもっと知りたいという思いが、世の中の変化に気づくきっかけとなり、新しいものを生み出す原動力となるのです。
そして六つ目は、公平であることです。
どんな相手に対しても、態度を変えずに丁寧に接することが大切です。
相手の気持ちに寄り添えなければ、人を導くことはできません。
また、誰でも話しかけやすい雰囲気を作ることも重要です。
厳しすぎる態度をとると、職場に恐れと不安が広がってしまいます。
恐れの感情は、組織の風通しを悪くし、成長を完全に止めてしまうのです。
新しい発想は、安心できる環境からしか生まれません。
好奇心で外の世界を学び、公平さで内側の環境を整える。
では、リーダー自身の内面をさらに磨くためには、どうすればいいのでしょうか。
真のリーダーシップ:原則7・8

七つ目は、思慮深いことです。
これは、じっくりと時間をかけて情報を集め、知識を身につけたうえで、自分の意見や判断を固めるという過程のことです。
思いつきですぐに行動するのではなく、深く考える時間を持つことで、説得力のある判断ができるようになります。
そして八つ目は、自然体であることです。
飾らず、ありのままのあなたでいることが何よりも大切です。
自分を大きく見せようとしたり、誰かのふりをしたりしてはいけません。
人は、相手の嘘やごまかしにとても敏感です。
嘘偽りのない、素直な態度で接する人に対してのみ、本当の尊敬と信頼が生まれるのです。
深く考え抜く知性と、飾らない素直な人柄。
この二つが合わさることで、リーダーとしての器はさらに大きくなります。
ここまで八つの原則を見てきましたが、残る二つの原則は、仕事に対する最も根幹となる姿勢について教えてくれています。
真のリーダーシップ:原則9・10

九つ目の原則は、常に最高を追求することです。
これは、どんな犠牲を払ってでも完璧を目指す、という意味ではありません。
ほどほどでいいや、という妥協を許さないということです。
もし少しでも良くなる余地があるのなら、より良いものにするために全力を注ぎましょう。
常に最高の仕上がりを目指す情熱が、素晴らしい結果を生むのです。
最後となる十個目の原則は、誠実であることです。
人に対しても、仕事に対しても、公平で誠実であることが何よりも重要です。
どんなに小さなことでも、高い倫理基準を持てるかどうかが、すべての成功を左右します。
小さなごまかしを見過ごすと、やがてすべてが崩れ去ってしまいます。
常に最高を目指し、どこまでも誠実に取り組む。
これが、ディズニーを支える強力なリーダーシップの全貌です。
しかし、どれほど素晴らしいリーダーでも、必ず失敗する時は来ます。
その時、どう振る舞うべきなのでしょうか。
失敗との向き合い方

仕事でも私生活でも、どんなに気をつけていても失敗をゼロにすることはできません。
失敗しない人など、この世にはいないのです。
大切なのは、失敗したあとの行動です。
自分の間違いを隠さずに正直に認めること。
これができる人は、周りから信頼され、尊敬されるようになります。
失敗を認め、そこから学び、たまには間違ってもいいのだと行動で示すことは、誰にでもできるはずです。
絶対にやってはいけないのは、嘘をついたり、自分のせいではないとごまかして、誰かに罪をなすりつけることです。
自分の非を素直に認める潔さが、かえってあなたへの信頼を強くするのです。
知ったかぶりをしたり、失敗を隠そうとする態度は、自信のなさを周りに見せびらかしているようなものです。
では、自分だけでなく、チーム全体が大きな壁やトラブルにぶつかった時、トップに立つ人間はどうやってみんなを導けばいいのでしょうか。
トラブル対応

思いがけない大きなトラブルが発生すると、誰でもパニックになり、絶望的な気持ちになりますよね。
しかし、そんな悲惨な状況に陥ったときこそ、リーダーの腕の見せどころです。
トラブルをただの災難だと捉えるのではなく、まるで謎解きゲームのように考えてみてください。
目の前の複雑な絡み合いを、ひとつずつ解きほぐしていくのです。
そして、自分たちの持っている能力と行動力さえあれば、必ずこの問題を解決できるはずだ、とチーム全員を強く励ますことが大切です。
その場で知恵を絞り、即席でもいいから何か素晴らしい解決策を作り出していける。
そう信じて言葉をかけることで、絶望していたチームに再び希望の火が灯ります。
困難を恐れるのではなく、チームの結束力を高めるチャンスに変えてしまうのですね。
このようにして危機を乗り越えたあと、リーダーが最後に果たすべき本当の役割が見えてきます。
それは何だと思いますか?
優れたリーダーの本当の役割

優れたリーダーと聞くと、その人がいなければ仕事が回らないような、代わりのいない絶対的な存在を想像するかもしれません。
しかし、それは間違いです。
本当の役割は、誰かを助けて、自分の代わりができるようにしっかりと育ててあげることです。
重要な決定の場に参加させ、どんな力が必要かを一緒に考え、成長を支える。
もしその人がうまく壁を越えられないときは、なぜできないのかを誤魔化さずに、愛情を持って正直に伝えてあげることも大切です。
自分ひとりで抱え込むのではなく、次の世代を育てることこそが、組織の未来を創るのです。
人が人を育てる過程では、どうしてもすれ違いや衝突が起こりますよね。
どうすれば、相手に思いが伝わり、自ら動いてくれるようになるのでしょうか。
実は、どんなデータや高度な分析よりも、相手の心を動かす決定的な要素があるのです。
次が、最も大切なポイントになります。
敬意と共感の力

人を動かすために何より大切なのは、相手に敬意を払うことです。
一見、ありきたりで些細なことに思えるかもしれません。
私自身も以前、重い酸素ボンベを背負って階段を上り下りする消防士の方の厳しい訓練を見かけたことがあります。
その過酷な姿を見たとき、彼らのおかげで安心して暮らせているのだと、深い感謝と敬意の念が湧き上がってきました。
人が人のために泥臭く努力する姿は、周囲の心を打ち、自分も頑張ろうという前向きな力を与えてくれます。
仕事でも全く同じです。
相手への敬意と共感を持って働きかけ、巻き込んでいくことで、不可能だと思っていたことも現実へと変わっていきます。
実際に現場で汗と泥にまみれながら頑張っている人たちこそ、心からの称賛を受けるべきなのです。
一緒に働く仲間から称賛されない会社は、決して世間からも愛されません。
自分のプライドは一旦横に置いて、まずは目の前の相手に深く敬意を示すこと。
これが、すべての絆の始まりなのです。
そして最後に、一番忘れてはいけない心構えをお伝えします。
子供の心を忘れない

どんなに年齢を重ねても、どれほど大きな成果を上げたとしても、あなたの心の奥底には、物事がもっと単純だったころの子供の自分がいるはずです。
世界中からちやほやされ、重要な人物だと祭り上げられたとしても、その本当の自分を決して見失わないこと。
それが、リーダーとして最も大切な本質です。
自分は特別だと過信し始めた瞬間、あるいは自分の肩書や立場に頼り始めたその瞬間に、人は大切なものを見失ってしまいます。
人生のどの段階にいても、あなたという人間の根っこの部分は、昔も今も変わらないのだということを、どうか心に深く刻んでおいてください。
地位や名声に溺れず、飾らない一人の人間として人と向き合い続けること。
これが、これまでのすべての教訓を支える、何よりも難しく、そして何よりも大切な教えなのです。
【おすすめ本】ディズニーCEOが実践する10の原則
本の概要
テレビ局の雑用係からスタートしたひとりの男が、ディズニーのトップに上り詰め、総額9兆円にも及ぶ買収を成功させるまでの実話です。
ピクサーやマーベルといった誰もが知るブランドを束ねた経営者が、自身の経験から導き出したリーダーシップの本質を、飾らない言葉で語っています。
「どうすれば仕事で結果を出せるのか」を探しているあなたにとって、教科書では学べないリアルなヒントが詰まった一冊です。
本の口コミ

2020年2月にディズニーCEOを退任したばかりのロバート・アイガーの自伝。41歳という若さで米3大TVネットワークであるABC社長に就任するも、買収されディズニー傘下に。ここからの内容が非常に興味深い。当時のディズニーCEOマイケル・アイズナーとの駆け引きと取締役会への対応。CEO就任後もピクサー買収、マーベル買収、スター・ウォーズのルーカスフィルム買収と歴史的なイベントの裏側が描かれています。個人的にはスティーブ・ジョブズとのやりとりが非常に楽しめた一冊。おすすめです。

経歴もない普通の人間が、ディズニーのトップに上り詰め、ディズニー急成長をリードするお話です。このようなカリスマ人材は海外に沢山いますが、ディズニーというのがまた良いですよね。大人から子供まで、本当に多くの人達を幸せにするディズニーをここまで成長させてきた人のお話なので、どんどん引き込まれて読み進めることができます。ひととなりを理解することができ、本当に素晴らしいなと思えました。

ディズニーの元トップ、ロバート・アイガーが、自分の人生を振り返りながら、どんな出来事をくぐり抜けてきたのか、そして大事にしてきた原則は何だったのかを語っている本だなぁ。読んでいて本当に読み応えがあって、最後の付録だけでも十分学びがある内容だなぁ。物語を追っていくと、人との出会いのタイミングや出来事の巡り合わせなど、運が味方した場面も確かにある。でもその運も、普段から謙虚に、誠実に、正直に努力を重ねてきたからこそ引き寄せられたんだろうなぁと感じたなぁ。書かれている原則は、言葉だけ見れば当たり前のことが多い。でも、実際にできているかと聞かれると考えさせられるものばかりだなぁ。まずは気持ちや意識を少し変えるところから始めて、それが周りにも広がっていったらいいなぁと思わせてくれる一冊だなぁ。
まとめとエール

今回は、人が自然と動く上司の習慣について解説しました。
ポイントは三つです。
一つ目は、失敗を恐れず前向きに挑戦し、間違いは素直に認めること。
二つ目は、誰に対しても公平に接し、心からの敬意と誠実さを持つこと。
三つ目は、肩書に頼らず、ありのままの自然体の自分でいることでしたね。
知識として頭では理解できても、明日からすべてを完璧にこなす必要はありません。
まずは今日、今すぐできる極めて簡単なワンアクションとして、身近な人に一度だけ、ありがとう、と声に出して伝えてみてください。
あなたのその小さな誠実な姿勢が、やがて周りの心を動かす大きな力に変わっていくはずです。
これからも役立つ知識を世界一わかりやすく翻訳してお届けしていきます。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
