
今回のテーマは「二宮金次郎」だよ!
新しいことを始めても三日坊主で自分を責めていませんか?
それはあなたの意志が弱いからではないかもしれません。
今回は習慣の黄金ルールをご紹介しますのでぜひ最後まで受け取ってください。
なぜ、決意は続かないのか?

今年こそは貯金するぞと心に決めたのに、気づけばまた無駄遣いをしてしまった。
今日から資格の勉強を毎日一時間やるぞと意気込んだのに、三日でテキストを開かなくなってしまった。
そんな経験は誰にでもありますよね。
意志が弱いからダメなんだと、思わずため息がこぼれたこともあるかもしれません。
……でもちょっと待ってください。
本当にあなたの意志だけが問題なのでしょうか。
実は私たちは何かを始めるときに、ある重要な法則を知らないまま走り出してしまっているんです。
ルールを知らずに難しいゲームに挑めば、途中で挫折してしまうのは当然のことです。
あなたが悪いわけでは決してありません。
ではどうすれば私たちは、決めたことを途中で投げ出さずに続けることができるのでしょうか。
その答えはなんと、江戸時代に生きたある偉人の教えの中に隠されていました。
偉人の紹介

薪を背負いながら本を読む少年の銅像を、学校の校庭などで見たことがありませんか?
彼の名前は二宮金次郎です。
大人になってからの名前である二宮尊徳という呼び方のほうが、なじみ深いかもしれませんね。
彼はただ真面目に本を読んでいただけの人物ではありません。
荒れ果てた村をいくつも復興させた、超一流のコンサルタントのような人だったんです。
彼は頭で考えるだけの知識を嫌い、何よりも行動することの大切さを説き続けました。
どんなに素晴らしい知識を持っていても、それを現実の生活に活かせなければ意味がないと考えていたんですね。
知識を行動に変えてそして結果を出し続ける。
そんな金次郎の教えの中には、現代の私たちが三日坊主を抜け出すための強力なヒントが詰まっています。
では彼が残した三つの法則とは一体どんなものなのでしょうか。
まずは一つ目の法則から紐解いていきましょう。
第一の法則

第一の法則は知るだけでは意味がないという教えです。
これは現代の私たちにとって、耳の痛い言葉かもしれませんね。
今はスマートフォン一つで、世界中のあらゆる情報が手に入る時代です。
節約のコツや効率的な勉強法など、検索すればいくらでも出てきます。
私たちはいろいろな知識を詰め込んで、なんだか成長したような気分になってしまいます。
……でも実際にはどうでしょうか。
いくら素晴らしい節約術を知っていても、昨日の自分と今日の自分で行動が変わっていなければ現実は一ミリも動きません。
頭の中は知識でいっぱいなのに、現実の生活は何も変わっていない。
そんなもどかしさを感じたことはありませんか?
金次郎はこの状態をある日常の風景に例えて、とてもわかりやすく説明しています。
知識だけを持っていて行動が伴わない状態とは、一体どのようなものなのでしょうか。
知識と行動の機織り

金次郎は知識と行動の関係を機織りに例えました。
本を読んで得た知識は、布を織るための縦の糸だと言ったんです。
縦の糸をいくらピンと張って並べても、それだけでは決して布にはなりませんよね。
そこに日々の実行という、横の糸を通していく必要があります。
縦の糸と横の糸が交わって初めて、私たちの人生という一枚の丈夫な布が織り上がるんです。
これは日々の筋トレなどでも同じことが言えます。
筋肉の仕組みや正しいフォームの知識が縦の糸です。
そして実際に重いものを持ち上げて汗を流す行動が横の糸になります。
頭でわかっているだけでは、筋肉は一ミリも大きくなりません。
わかっているけれどできないという状態は、横の糸が不足している証拠なんです。
……いや少し厳しい言い方になってしまいましたね。
では横の糸を通すつまり具体的な行動を起こすにはどうすればいいのでしょうか。
口先よりも小さな行動を

行動を起こすといっても難しく考える必要はありません。
金次郎は口先で立派なことを言うよりも、まずは小さな行動を起こすことを重んじました。
例えば困っている人を見て可哀想だなと心の中で思うだけでは何もしていません。
その瞬間に声をかけたり手を差し伸べたりする行動が、何よりも尊いのだと教えています。
また自分のやり方が間違っていたと気づいたら、言い訳をせずにすぐ直すことも立派な行動です。
誰かと議論をして相手を言い負かすことに時間とエネルギーを使っても、現実は良くなりません。
それよりも目の前の小さな課題に黙々と取り組むほうが、ずっと価値があるんです。
知っていることとできることの間には、とても深く広い川が流れています。
その川を渡るための船が日々の小さな行動というわけですね。
しかし行動しようと思ってもその壁が高すぎて動けなくなることがあります。
そんなとき私たちは二つ目の法則を思い出す必要があります。
第二の法則

第二の法則は大は小の積み重ねという教えです。
これは金次郎の思想の中でも、積小為大という言葉で広く知られています。
小さなことを積み重ねて初めて、大きなことを成し遂げることができるという意味です。
当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、これを本当に理解して実行するのはとても難しいんです。
私たちは何か新しいことを始めようとするとき、ついついいきなり大きな目標を立ててしまいます。
明日から毎日一時間走るぞとか、今月から五万円貯金するぞといった具合ですね。
見知らぬ土地への一人旅に出たときのような、高揚感で胸がいっぱいになる瞬間です。
でも高すぎる目標は必ず重たいプレッシャーとなって、自分に跳ね返ってきます。
そして一日でもサボってしまうと一気にやる気が消え失せてしまうんです。
なぜ私たちはこんなにも、すぐに大きな結果を求めてしまうのでしょうか。
いきなり大きな山を狙わない

続かない人ほど最初から完璧で大きな結果を求める傾向があります。
私自身も以前、筋トレを週に四回コツコツ続けていた時期がありました。
でもある日SNSで他人の素晴らしい体型を見てしまったんです。
自分の成果がとてもちっぽけに思えて、頑張っているのに報われないとモチベーションが急激に下がってしまいました。
他人の結果と自分の過程を比べて、勝手に落ち込んでいたんですね。
これは大きな事ばかりを望んで、足元の小さな事をおろそかにしている状態です。
金次郎は大きな山を登りたいなら、目の前の一歩を確実に踏み締めるしかないと教えています。
百点の完璧な結果を最初から目指す必要はありません。
まずは十点でもいいから、行動の証拠を残すことが何より大切なんです。
では小さなことをコツコツ積み重ねられる人と、そうでない人の違いはどこにあるのでしょうか。
その決定的な違いは時間の使い方に対する視点にありました。
時間の使い方が結果を変える

金次郎は時間の使い方が結果を大きく変えると言っています。
彼は貧しい人と豊かな人の決定的な違いを、時間の視点から説明しました。
貧しい人は昨日の穴埋めのために、今日という貴重な時間を消費してしまいます。
借金を返すために働いたり、昨日のミスをカバーするために走り回ったりする状態ですね。
常に過去に追われているのでいつまで経っても余裕が生まれません。
一方で豊かな人は、明日の余裕を作るために今日から行動を始めます。
来年楽をするために今年の内に、少しずつ準備を進めておくんです。
未来を見据えて今できる小さな種まきを、コツコツと続けているわけですね。
今日という一日を過去の清算に使うのか、それとも未来への投資に使うのか。
このわずかな視点の違いが、数年後には取り返しのつかない大きな差となって現れます。
では未来に向けて具体的にどんな種まきをしていけばいいのでしょうか。
その答えとなるのが最後の三つ目の法則です。
第三の法則

第三の法則は勤倹譲のサイクルを回すという教えです。
きんけんじょうと読みます。
なんだか難しそうな言葉が出てきたと焦る必要は、まったくありませんよ。
これは豊かさを生み出しそしてそれを守り育てるための、三つの歯車のことです。
世の中には楽をしてすぐにお金持ちになるような、裏技や魔法を探す人がたくさんいますよね。
ちょっとしたズルをして、自分の利益だけを追求しようとする人も少なくありません。
……でもそんな小手先のテクニックで手に入れた豊かさは、あっという間に砂のように崩れ去ってしまいます。
金次郎が残したこの三つの言葉は、いつの時代も変わらない豊かさの王道ルールなんです。
一つ一つの歯車が噛み合うことで、あなたの人生は確実に前へと進み始めます。
それではこの三つの歯車がそれぞれどんな役割を持っているのかを詳しく見ていきましょう。
豊かさを生み出す3つの歯車

一つ目の歯車は勤めるという字を書く勤です。
これは自分の役割をしっかりと果たして、真面目に働き価値を生み出すことを指します。
二つ目の歯車は倹約の倹です。
生み出した価値や手に入れたお金を、無駄遣いせずに大切に使うことを意味します。
ただケチになるのではなく、本当に必要なものを見極める力が試されますね。
そして三つ目の歯車が譲るという字を書く譲です。
これは働きと倹約によって生まれた余力を、未来の自分や他者のために投資することです。
今年の収穫の一部を来年の種として残しておくことも、未来への大切な譲です。
困っている人を助けたり家族を喜ばせたりすることも、素晴らしい譲の形ですね。
真面目に働き無駄を省き、余った力を未来や周りのために使う。
この三つの歯車がぐるぐると回り続けることで、あなたの人生は少しずつ確実に豊かになっていきます。
裏技はありませんが、この王道こそが絶対に崩れない確かな道なんです。
【おすすめ本】二宮翁夜話
本の概要
江戸時代に600以上もの村を立て直した実業家・二宮尊徳。
渋沢栄一や松下幸之助など、日本を代表する経営者たちが密かに学んだ、その教えがついに読みやすい言葉でよみがえりました。
「お金のない状態から豊かになる方法」「幸福を長続きさせる考え方」など、今日から使える10の法則を、笑い声まで伝わるような生き生きとした対話形式でお届けします。
本の口コミ

尊敬に値する数少ない日本人の一人。人生の真理、法則が凝縮されています。特に若い方達に是非読んで欲しい。

70年以上生きてきて、口先だけで何もしない人を多く見てきました。その点二宮先生は貧しい農家に生まれて多くの農村等を救うまで活躍され、頭が下がります。日々先生の生き方を手本に生活しています。分度を守らず、落ちこぼれていく人を見るたびに、二宮先生の考え方がよく分かります。かと言って忠告はしません。本人が本当に困ったら、一緒に対策を考えます。押し付けても本人が望まなければ何も進まないからです。 三部作の中でこの本が一番タメになった。

小学校で見かける二宮金次郎の像で有名な二宮尊徳の教えがまとめられた一冊だなぁ。自然のしくみや身近なものにたとえて語られているから、とても分かりやすくて、「本当に賢い人だったんだな」と素直に感じたなぁ。情報が多すぎて何が正しいのか迷いやすい今だからこそ、自分の目で見て、実際にやってみることの大切さを教えてくれる内容で、すごく心に残ったなぁ。
本日の獲得報酬

ここまで二宮金次郎の教えを一緒に見てきましたがお疲れ様でした。
これであなたも続けるための黄金ルールという強力なアイテムを手に入れましたね。
スッと肩の荷が下りて、明日からまた少し頑張れそうな気がしていませんか。
ここで今日の大切なポイントを三つに絞って、簡潔に振り返っておきましょう。
一つ目は学びを行動に変えることです。
頭で理解する縦の糸だけでなく、実行という横の糸を通すことを意識してください。
二つ目は小さなことを積み重ねることです。
いきなり大きな結果を求めず、未来のために今日できる小さな種まきを始めましょう。
三つ目は働き省き未来へ残すサイクルを回すことです。
小手先のテクニックに頼らず、勤倹譲の三つの歯車をしっかりと回し続けてください。
この黄金ルールを持っていれば、あなたが途中で投げ出して自己嫌悪に陥ることはもう二度とありません。
それでは最後に、今日からすぐに始められる具体的なステップをお伝えします。
今すぐできる極小アクション

満足して終わっては、ただ縦の糸を張っただけの状態です。
そこで今すぐできる極めて簡単なワンアクションをご提案します。
それは今日学んだことの中で一つだけ心に残った言葉を、スマホのメモ帳に書くことです。
ノートの切れ端にボールペンで走り書きするだけでも構いません。
たったそれだけで、あなたは知識を行動という横の糸に変えたことになります。
その小さな一歩の積み重ねがあなたのレベルを確実に引き上げ、未来を大きく変えていくんです。
あなたなら絶対に大丈夫です。
焦らずに自分のペースで、小さな行動の種をまき続けていってくださいね。
これからも現状を変えたいと願うあなたに向けて、役立つ知識を世界一わかりやすく翻訳してお届けしていきます。
ぜひこれからも一緒に少しずつ前へ進んでいきましょう。
