
今回のテーマは「雑談」だよ!
雑談が続かなくて、気まずい思いをしていませんか?
実は、無理に面白い話をする必要はないんです。
今回は、会話が自然と続く、たった一つのコツを分かりやすくお伝えします。
雑談で一番大切なこと

先日、私が親にスマートフォンの使い方を教えたときのことです。
何度説明しても同じところでつまずく親に対して、私はつい、どうしてわからないの、と強い言葉を使ってしまいました。
そのあとの沈黙と、親の悲しそうな顔を見て、私はひどい自己嫌悪に陥ったんです。
なぜ、あんなにイライラしてしまったのでしょうか。
それは、私が自分の説明を押し付けるだけで、相手が見ている景色を、理解しようとしていなかったからなんです。
実は、雑談で会話が止まってしまう原因も、これと全く同じなんです。
私たちはつい、相手を楽しませるために、気の利いた面白い話題を探そうと焦ってしまいます。
でも、上手な雑談に、特別なトークスキルは必要ありません。
ただ、目の前にいる相手がどんな人なのかを、理解し合うこと。
それだけで十分なんです。
では、お互いを理解し合うためには、具体的に何を意識すればいいのでしょうか?
意識するのは「2つ」だけ

雑談の途中で頭が真っ白になってしまったら、たった二つのことだけを思い出してください。
一つ目は、相手の話に耳を傾けて、相手を知ることです。
そして二つ目は、自分の感じたことを話して、自分を知ってもらうことです。
先ほどの私の失敗も、まずは親が何に困っているのかを聞いて、私の教え方の意図を優しく伝えていれば、あんなふうに空気が悪くなることはありませんでした。
私たちは、難しく考えすぎてしまうんです。
相手から情報をもらい、自分からも情報をわたす。
このシンプルな言葉のキャッチボールを繰り返すだけで、会話は水が流れるように、自然と進んでいくものなんです。
肩の力を抜いて大丈夫ですよ。
でも、いざ相手を知ろうとしたとき、一体どんなことを知ろうとすればいいのか、少し迷ってしまいますよね?
キャラクターを理解するとは?

相手を知る、と聞くと、仕事は何をしているのかとか、休日は何をしているのかといった、条件のようなものを思い浮かべるかもしれません。
でも、本当に大切なのはそこではありません。
相手の考え方や、心の奥で大切にしている価値観を知ることなんです。
たとえば、休日はよく散歩をしています、という言葉を聞いたとします。
そこから、体を動かすのが好きなんですね、と一歩踏み込むだけで、自然や季節を感じるのが好きなんです、といった、その人ならではの価値観が見えてきます。
表面的な出来事だけでなく、その人がどうしてそう感じるのかに、少しだけ興味を持ってみてください。
相手の心に寄り添おうとするその姿勢こそが、本当の意味での理解に繋がるのです。
そして、相手の考えを深く知るためには、会話の中のある部分に、しっかりと注意を向ける必要があるんです。
話の「新しい部分」に注目する

会話が途切れない人は、特別なアンテナを張っているわけではありません。
ただ、相手の話の中にある、新しい部分にしっかりと注目しているんです。
私たちが会話に詰まるときは、たいてい、自分がすでに知っていることや、予想通りの答えの中で話を回そうとしているときです。
でも、相手がふと口にした、あなたの知らない新しい情報。
そこには、相手の本当の姿や、相手が本当に話したいと思っている熱が隠れています。
そこを見逃さずに、それはどういうことですか、ともう少し詳しく教えてもらうように、一歩踏み込んでみてください。
あなたが新しい話題を無理にひねり出す必要はありません。
相手が差し出してくれた新しい言葉の欠片を、そっと拾い上げるだけで、会話はどこまでも広がっていくのです。
そして、拾い上げたその言葉に対して、あなたはどんな反応を返せばいいのでしょうか?
「話しやすい」と思われる人

人は誰でも、自分の言葉をしっかりと受け止めてもらえると、心から安心する生き物です。
あなたがもし、この人とは話しやすいなと感じる人がいるなら、その人はきっと、あなたの話を否定せずに、最後まで聞いてくれる人のはずです。
会話が続く人は、この肯定的なリアクションがとても上手なんです。
ええ、そうなんですね。
それはすごいですね。
そんなふうに、大きくうなずきながら、相手の言葉を受け止めてみてください。
自分の話を肯定的に受け止めてくれる人の前では、人は自然と心が開き、もっとこの人と話したいと思うようになります。
特別な返しができなくても、あなたの温かい相槌だけで、相手にとっては十分心地よい空間になるんです。
ただ、リアクションをとるときに、相手をもっと喜ばせる、大切なエッセンスがもう一つだけあるんです。
自然で上手な「褒め方」

そのエッセンスとは、自然に相手を褒めることです。
褒めるといっても、心にもないお世辞を言う必要は全くありません。
無理をして褒めようとすると、かえって不自然になり、相手にも気を使わせてしまいます。
上手な人は、今、自分の視界に入っている目に見えることについて、本心から感じたことだけを伝えています。
例えば、その手帳、とても使いやすそうですね。
とか、今日のネクタイの色、とても素敵ですね。
といったように、目の前にある事実に対して、素直な感想を伝えるだけでいいんです。
相手の持ち物や、少しの変化に気づいて言葉にする。
それだけで、相手は自分のことを見てくれているんだと、深く安心することができます。
でも、もし相手が自分とは全く合わないタイプの人だった場合、私たちはどう接すればいいのでしょうか?
フラットな気持ちで向き合う

会話をしていると、どうしても自分とは合わないな、と感じる人に出会うこともありますよね。
そんなとき、無理に相手を好きになろうとしたり、話を合わせようと頑張りすぎる必要はありません。
疲れてしまいますからね。
大切なのは、好き嫌いという感情を一旦横に置いて、フラットな気持ちで相手に向き合うことです。
この人はこういう考え方をする人なんだな。
と、ただありのままを受け止めるだけでいいんです。
植物を観察するように、相手のキャラクターを冷静に把握する。
そう思えば、少し心が軽くなりませんか。
相手に深く入り込みすぎず、かといって遠ざけすぎない。
その適度な距離感が、お互いにとって一番居心地の良い関係を作ってくれるのです。
そして、そんな適度な距離感を保ちながら会話を続けるためには、こちらからの問いかけ方にも、ちょっとしたコツがあるんです。
答えやすい「質問」のコツ

私たちはつい、話を広げようと焦ってしまい、最近どうですか、といった、大きすぎる質問をしてしまいがちです。
でも、範囲が広すぎる質問は、相手からすると、何から話せば正解なんだろうと迷ってしまい、かえって気まずい沈黙を生んでしまう原因になります。
テンポよく会話を進めるためには、相手がすぐに答えを思い浮かべられるように、質問の範囲を少しだけ狭めてあげることがとても大切です。
たとえば、最近どうですか、と聞く代わりに、最近、何か美味しいものを食べに行きましたか、と聞いてみてください。
これなら、相手もパッと答えが出てきやすいですよね。
相手が答えやすいように、頭の中の引き出しを少しだけ開けてあげる。
これも、相手に対する立派な思いやりなんです。
こうして会話が弾んできたとき、ふと、自分には語れるような魅力がないな、と自信をなくしてしまうことはありませんか?
あなただけの「魅力」

上手にお話しする人を見ていると、相手の経歴や才能が眩しく見えて、それに比べて自分なんて本当につまらない人間だ、と落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
でも、どうか安心してください。
人間的な魅力というのは、決してすごい実績や、特別な才能から生まれるものではありません。
他人と違っている部分があるからこそ、それがあなただけの魅力になるんです。
みんなと同じである必要なんて、どこにもありません。
少し不器用なところや、どうしても捨てられない小さなこだわり。
そういったあなただけの人間らしさを隠さずに、会話の中で少しずつ見せていってください。
相手はあなたの完璧な部分を見たいのではなく、あなたという一人の人間の、温かい体温を感じたいと思っているんです。
とはいえ、頭ではわかっていても、いざとなると緊張してしまいますよね。
焦らず、少しずつ慣れていく

最初は誰だって、上手く話せなくて当たり前なんです。
私自身も、昔は人と話すのが本当に苦手で、会話の途中で変な汗をかいてしまうことがよくありました。
雑談を心から楽しめるようになるかどうかは、才能ではなく、単純に回数を重ねているかどうか、つまり場数で決まります。
最初から百点満点の会話を目指す必要はありません。
うまく話せなかったな、と落ち込む日があってもいいんです。
大切なのは、逃げずに少しずつでも人と関わろうとする、その気持ちです。
自転車の練習と同じで、何度も転びながら、少しずつバランスの取り方を覚えていけばいいんです。
焦らずに、あなたのペースで、少しずつ会話というものに慣れていってくださいね。
そして、会話に慣れていく過程で、何よりもあなたの助けになってくれる、最強の武器があるんです。
何よりも大切なのは「笑顔」

その最強の武器とは、あなたの笑顔です。
どんなに会話のテクニックを学んでも、無表情で話しかけられたら、相手は緊張して心を開いてくれません。
話しかけやすい、温かい雰囲気というのは、何よりもまず、あなたの笑顔から生まれるんです。
無理に大笑いする必要はありません。
相手の目を見て、口角を少しだけ上げる。
それだけで、私はあなたを受け入れていますよ、という一番のメッセージになります。
相手はあなたのその優しい表情を見て、安心して言葉を紡ぐことができるんです。
言葉に詰まっても、うまく返せなくても大丈夫です。
まずは、あなたの目の前にいる人に向けて、ほんの少しだけ微笑みかけることから始めてみましょう。
それだけで、場の空気は驚くほど柔らかく、温かいものに変わっていくはずです。
【おすすめ本】雑談がおもしろい人、つまらない人
本の概要
「何を話せばいいのかわからない」「沈黙が怖い」
そんな悩みを抱えたことは、あなただけではありません。
雑談が上手な人は、特別なことを話しているわけではなく、ちょっとした”返し方”のコツを知っているだけです。
科学的な会話メソッドをもとに、その違いをわかりやすく教えてくれる一冊です。
本の口コミ

今まで雑談が苦手だったのでタイトルに引かれてとりあえず読んで見ました。目からうろこが何枚も落ちました!最後の方に書かれてあった営業とはまず自分を売りこむことというのは納得します。単なる雑談の指南書以上の内容でした。

とても楽しく読むことが出来ました。雑談の嫌いな私が読んでみて納得です。人間の幅を広げるためにも少しだけ雑談をしてみます。

雑談のコツが、「雑談が面白い人」と「つまらない人」の違いとして、会話の例を交えながらわかりやすく比べて書かれている本だったなぁ。読んでいて、雑談が盛り上がるかどうかは話題の面白さじゃなくて、お互いの人柄をどれだけわかっているかで変わるんだと気づかされたなぁ。これからは相手がどんな人なのかを意識しつつ、自分のことも少しずつ伝えながら雑談してみようと思ったなぁ。
本日のまとめ

今日は、会話が続く人のコツについてお話ししてきました。
一番大切なのは、無理に面白い話をすることではなく、お互いのキャラクターを理解し合うことでしたね。
相手の話を肯定的に受け止め、答えやすい質問を投げかける。
そして何より、温かい笑顔で相手に向き合うこと。
あなたのその優しい相槌が、相手にとって一番心地よい居場所になります。
では最後に、今日、今すぐできる簡単なアクションを一つ提案させてください。
次に誰かとすれ違ったとき、ほんの少しだけ口角を上げて、会釈をしてみてください。
言葉を交わさなくても、それだけで立派なコミュニケーションの第一歩です。
これからも、あなたが人生を少しでも前に進められるよう、役立つ知識を世界一わかりやすく翻訳してお届けしていきます。
最後まで見ていただき、本当にありがとうございました。
