
今回のテーマは「セルフ・コンパッション」だよ!
ああ、またやってしまった……。
昔の私は夜のベッドで一人、情けない自分を徹底的に責め続けていました。
でも実は、失敗した後に一番やってはいけないのは、自分自身を罰することだったのです。
このブログでは、ノーダメージで立ち直るメンタルを手に入れる方法をお伝えします。
最後まで見れば、もう過去は引きずりません。
なぜ私たちは苦しむのでしょうか?

そもそも、なぜ私たちは失敗するたびに、これほどまでに苦しい思いをするのでしょうか?
それは、現実の自分と理想の自分を、無意識に比べてしまっているからです。
本当はもっと仕事ができるはずなのに、どうしてこんなミスをしてしまったのだろう……。
そんな風に頭の中に描いた完璧な姿と、目の前の現実のギャップに打ちのめされてしまうのです。
私自身も以前は、細部にこだわりすぎて作業が全く進まず、完璧にできない自分にひどく苛立っていました。
その結果、時間だけが過ぎていき、余計に焦りで胸が苦しくなるという、悪循環に陥っていたのです。
現実が100パーセント理想通りにいくことなんて、私たちの人生において決してありません。
まずはその事実を受け入れることが、立ち直るための大切な準備になります。
では、その理想と現実のギャップから抜け出すには、具体的にどうすればいいのでしょうか?
自分自身への評価をいっさいやめましょう

答えはとてもシンプルで、自分自身への評価を、いっさいやめてしまうことです。
私たちは何かあるとすぐに、あの対応は良かったとか悪かったとか、自分にレッテルを貼ろうとします。
でも、そんな裁判官のような厳しい視線は、今すぐ手放してください。
良いか悪いかのジャッジを脇に置いて、ただそこにある現実と、ありのままの自分を受け入れるのです。
評価を下すのをやめると、不思議と肩の力が抜け、呼吸が深くなるのを感じるはずです。
失敗してしまったという事実は変えられませんが、そこに余計な感情の重りを、足さなくてよくなるからです。
とはいえ、自分を責めないようにするというのは、口で言うほど簡単なことではありませんよね?
長年のクセでつい厳しい言葉を自分に投げかけてしまうものですが、そんな時に使える、とても効果的な視点の切り替え方があります。
もしも大切な親友が同じ失敗をしたら?

もしもあなたの最も大切な親友が、今のあなたと全く同じ失敗をして落ち込んでいたら、どう声をかけますか?
お前は本当にダメなやつだなと、冷たく突き放したりはしないはずです。
きっと背中をさすりながら、誰にでもそういう時はあるよと、優しく慰めるのではないでしょうか?
その温かい優しさや思いやりを、他でもない自分自身に向けてほしいのです。
自分が一番つらい時に、自分自身の親友になってあげるという感覚です。
思わずため息がこぼれるような夜は、親友にかけるのと同じような優しい言葉を、心の中で自分に語りかけてみてください。
自分は一人ぼっちじゃないという安心感が生まれ、少しずつ前を向く活力が湧いてきます。
他人に優しくできるように、まずは自分自身に優しくなることが、すべての土台になります。
しかし、ここで一つ大きな壁にぶつかります。
成果ではなく学びを目標にする

いざ自分に優しくしようとしても、どうしても他人のキラキラした成功が目に入って、焦ってしまうことはありませんか?
そんな時は、目標の置き方を、少しだけ変えてみてください。
これまでの私たちは、他人から認められる成果を出すことばかりを、目標にしてきました。
でもそれだと失敗を極端に恐れ、絶対に傷つかない安全な道しか、選べなくなってしまいます。
そうではなく、これからは学びを目標に設定するのです。
目の前の出来事から新しい経験を得ることを目的とすれば、失敗すらも、大切な学習の一部に変わります。
私自身もSNSで他人のすごい結果を見て、自分の努力がちっぽけに思え、急激に落ち込んだことがありました。
でも、他人の結果と自分の過程を比較しても、何の意味もないと気づいたのです。
失敗を恐れず、昨日の自分を少しだけ超えることを目標にすれば、心はもっと自由になれます。
そして、その自由な心を作るための第一歩は、とても意外な行動でした。
まずは自分の苦しみを認めること

立ち直るために何よりも先にやるべきことは、自分が今本当に苦しんでいると、認めることです。
私たちは大人になるにつれて、つらいとか悲しいといった感情に蓋をするのが、上手になってしまいますよね。
でも、感じないようにしている傷は、決して癒えることはありません。
だからこそ、胸が押し潰されそうな時は、ただ立ち止まっていいのです。
今本当につらいね、よく頑張っているよと、自分に語りかけてみてください。
もし部屋に一人でいるなら、ぎゅっと自分の肩を抱いて、優しくハグしてあげるのも効果的です。
身体的な温もりを感じることで高ぶっていた神経が落ち着き、不安な心に静けさが戻ってきます。
休日にカフェで本を読もうとしても、仕事の不安で胸がいっぱいになった時は、ただ目の前のコーヒーの香りに、意識を向けてみてください。
自分の感情に寄り添い、今ここにある感覚を取り戻すことで、少しずつ視界が開けていくのです。
そうすると、あることに気がつくはずです。
人生はカメラの引きと寄りと同じ

あの喜劇王チャップリンは、人生はクローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇であるという、名言を残しました。
失敗した直後というのは、カメラが自分にぐっと近づいている状態です。
恥ずかしさや後悔で頭がいっぱいになり、まるで世界の終わりのように感じてしまいますよね。
でも、そこから少しカメラを引いて、1年後や10年後の視点から今の自分を眺めてみてください。
きっと、あの時は焦ってドジばかりしていたなと、笑い話に変えられているはずです。
今感じているその強烈な痛みも、人生という長い映画の中の、ほんのワンシーンに過ぎません。
そうやって少しだけ遠くから全体を眺めてみると、心の中に風が通り抜けるような、不思議な余裕が生まれてきます。
私たちは、完璧な筋書き通りに進む映画なんてそもそも面白くないと、知っているはずです。
だからこそ、今の不完全な状態には、とても大きな意味が隠されているのです。
不完全だからこそ私たちは成長できる

好むと好まざるとにかかわらず、私たちが何かを深く学ぶのは、いつだって失敗して転んだ時です。
何もかもがスムーズに進んでいる時は、自分の弱点や本当に大切なことには、気づけないものです。
不完全でたくさん間違えるからこそ、私たちは新しい視点を得て、人間として成長できるのです。
だから、うまくいかなかった自分を恥じる必要なんて、全くありません。
転んでできたすり傷は、あなたが何かに挑戦し、必死に前に進もうとした勇敢な証拠です。
万が一また失敗してしまった時は、厳しく自己批判するのではなく、思いやりをもって自分に接すると心に誓ってください。
悲しみや痛みを知っている人は、他人の痛みにも敏感になり、より深い優しさを持つことができます。
あなたが経験したその挫折は、これからの人生を豊かにするための、かけがえのない財産になるのです。
【おすすめ本】セルフ・コンパッション
本の概要
つい自分に厳しくなってしまうあなたへ、自分を責める代わりに、やさしく受け止める方法を教えてくれる一冊です。
苦しさは誰にでもあるものだと知り、自分の気持ちを無理に消さず、落ち着いて向き合う力が身につきます。
少しずつ自分をいたわることで、周りに頼りすぎず、心が軽くなる実感を得られます。
本の口コミ

セルフコンパッションの本を何冊か読んだが今一つピンとこないものがあった。本書は前の版の書評で、訳が噴飯物であると酷評されていたので敬遠していた。今般は新訳になって読みやすくなったという評価だったので、騙されたつもりで購入してみた。なんとまあ、心に響くいい本であったことか!

時間をかけながら読み終わりました。追体験をしながらでしたので涙を流したり、新しい発見があったりと、この本を通して濃密な気づきを得る事ができました。沢山の方に読んで頂きたい素晴らしい本でした。ありがとうございました。

自分を思いやる「セルフコンパッション」について、著者自身の体験も交えながら丁寧に解説してくれる本だなぁ。無理にポジティブになろうとするんじゃなくて、ネガティブな気持ちもそのまま受け入れることが本当の自分への思いやりだって気づかせてくれるだなぁ。本に載ってるエクササイズを試すだけでも、人生が少し豊かになるキッカケになりそうだなぁ。
自分への優しさが力になる(まとめ)

ここまで見てくださったあなたは、もう自己嫌悪の連鎖から抜け出す方法を、しっかりと理解できたはずです。
これであなたは、ノーダメージで立ち直るメンタルを、手に入れましたね。
ここで、これからのあなたを守る三つの知識を、振り返りましょう。
一つ目は、自分への評価をいっさいやめ、大切な親友のように自分に接すること。
二つ目は、成果ではなく学びを目標にし、失敗を成長の糧だと捉えること。
そして三つ目は、苦しんでいる自分を無視せずに、つらい気持ちを認めて優しく抱きしめることです。
この三つの視点を持つだけであなたの心は驚くほど軽くなり、しなやかな強さを取り戻すことができます。
もう誰もあなたを責めることはできませんし、あなた自身が自分を責める必要もありません。
あなたは、ただそこにいるだけで十分に価値のある存在なのですから。
最後に、このしなやかなメンタルを完全にあなたのものにする、大切な提案があります。
魔法の言葉を唱えるクエスト

ブログを見てなるほどと思っただけでは、現実は何も変わりませんよね。
あなたのレベルを確実に上げるために、今すぐできる極めて簡単なデイリークエストに、取り組んでください。
今日、洗面台などで鏡の前に立った時、そこに映る自分に向かってこう伝えてください。
私はありのままの自分を受け入れます。
最初は照れくさかったり、心からそう思えなかったりするかもしれません。
それでも構いませんので、ただその言葉を声に出して自分の耳に届けるだけで、少しずつ心の中に温かい変化が起こり始めます。
不完全な自分を許し優しくなれた時、あなたの人生はもっと自由で豊かなものへと変わっていくはずです。
ぜひ今日から、自分自身の、最高の一番の味方になってあげてください。
これからも役立つ知識を世界一わかりやすく翻訳して、お届けしていきます。
